2019/06/24

読書感想「CLASS ACT世界のビジネスエリートが必ず身につける見た目の教養」

ニューヨークで有名人の印象コンサルを経験した著者。女性ならではの目線で、どのような身なり、身だしなみが人の印象に影響があるかについて書いてある。

見た目や印象は大きく分けて、身だしなみ、装い、振る舞いで決まる。戦略として自分が目指すべき印象と、他者からの印象とのギャップを埋める為に何をしたら良いか考え、取り組む。

気を付けるべき事については、事細かく書いてある。本当に当たり前の事なのに、出来てない人が多い内容なので面白い。

一部抜粋
ニオイは徹底的に排除、特に日本人は口腔ケアが適当すぎて臭い人だらけ。
顔や体の左右の歪みは違和感を与える。
肩のフケは一発退場。
歯はホワイトニング、矯正推奨。ニューヨークては当たり前。
美容室と歯医者は年間スケジュールに組み込む。
鼻毛、眉毛、耳毛、爪はこまめにカット。
制汗スプレー、汗ふきシートを使う。
日焼け止め、美容液、乳液を使え。
皮膚のシミはレーザーで取れ。
全身のムダ毛処理、永久脱毛アリ。
小麦色の肌はワークライフバランスの証。
胸筋は強靭なメンタルの証
「雰囲気変わりましたね」と言われるまで取り組む。

スーツの着こなしについても詳しく書いてある。
基本となる襟、袖、丈の長さ、Vゾーンの作り方、靴、スーツのメンテナンスについてはもちろん、色や形状がどういった印象を与えるか。自分が狙った印象に合うスーツを選びなさいとしている。

面白かったのはビジネスの装いは、相手が求める装いをする事が重要と書いてある。今日出会う相手は自分に何を期待しているのかを考えてコーディネートする。
何を着たいかだけの自己満装いだと、ビジネスの場では違和感が出たり、相手に不快な思いをさせる可能性も。

また、オシャレとは一貫性を持ったスタイルを確立し、洗練させ続ける事が、他者との差別化につながるとしている。深い。
持ち物についても、物一つ一つのストーリーを語れるくらいの物選びをする。

振る舞いについては姿勢、歩き方、ジェスチャー、動作の癖、レディファーストについてなど。

内容がてんこ盛りですが、それぞれに深く掘ってないので、読みやすく上手く短くまとめられてた教養本でした。

問題はこういった内容が出来ていない人は、まずこの本を手に取らないだろうという事。(笑)