著者、本多精六さんは1866年生まれ、一生勉強、努力を絶え間なく続け、投資によって巨万の富を得て、61歳の時に全財産を匿名で寄付。その後も死ぬまで勤勉し続けたという素晴らしい方。そしてこの本は85歳で逝去される2年前に書かれた物。
生涯努力を続け、悟りの境地までたどり着いた方の人生論の本。とても素晴らしい内容でした。
凡人でも努力次第では成功できる事、失敗は成功の母である事、お金が必要な事、投資の必要性、とてつもない財産や名誉は幸福そのものでは無い事、耐えまない精神向上と努力が幸福を生むという事、職業の道楽化こそ最大幸福である事。
天才ではなく、凡人が幸福になる為の人生ノウハウが凝縮されている本で、とても素晴らしい内容でした。
短い与えられた人生。お金や名誉という強欲に負けず、真の幸福を得る為には何が必要か。とても考えさせられました。
これは人生バイブルにしても良い本。