2020/07/25

読書感想「経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる」


全く知らない経済学。コロナショックをきっかけに勉強してみる事にしました。
タイトル通り、ざっと学ぶ為の本。気になる本があればそれを読めば良いやつ。

そもそも正解なんて無いでしょ、という経済学。
宗教みたいな物で、多くの宗派あるんだなーという印象を受けました。

経済とはトレードオフの世界。
自由を尊重すると格差が広がり、平等を尊重すると不自由になり経済成長は無くなる。
バランスがとても難しく、国の介入は必須だなと感じました。

多くの本が紹介されていましたが、ピケティの「21世紀の資本」だけ読んでおけばOKなのでは?
・国の資本が大きくなればなるほど、成長率が低いほど、貯蓄率が高いほど、人口が減るほど格差が広がる。
・格差が広がった国での最高所得課税率は80%に納得。
・国債発行は資本家が更に金持ちになり格差が広がる、正しくは金持ちに課税する。
・国債金融の透明化が必要だが、空想的な発想である。

格差が本当にすごい。
アメリカ人口の0.01%は年収26億円以上である。
労働所得が年率1.6%に対し、資本所得が年率4.0%を超える。
まさに資本家最強世界、労働者は底辺養分なのである。