2020/03/08

読書感想「ビッグ・クエスチョン―〈人類の難問〉に答えよう」


ホーキング博士が亡くなった後に公演やインタビューの内容をまとめた本。
あたり前だけど、ホーキング博士は何事も○○ならば△△である。といった科学脳なんだなと。色んな思考の人がいて面白い。

・病気で早々に余命宣告され、時間の大切さを身にしみて知っている。いまという時を逃してはならない、行動するのは今だ。人生が終わる前にやっておきたいことが沢山ある。
→病気を味方にして偉業を達成するとは本当にすごい。

・ビッグバン時に発生したエネルギーの負の部分は空間である。

・もしも無限の過去から宇宙が存在したのなら、恒星も無限の過去から光を発している事となり、宇宙は恒星たちと同じ温度まで熱せられている。

・コンピューターウイルスは私達人類が作り出した唯一の生物。

・素粒子の位置と速度を同時に求める事が出来ないので、未来を予言する事は出来ない。
 位置と速度を同時に求められてもブラックホールまで考慮出来ないので、可能性は消えて無くなる。

・人類の絶滅を免れるには地球を離れる必要がある。

・複雑な科学物質の働きが人類を知的にしているのなら、複雑な電子回路がコンピュータに知的なふるまいをさせる事は可能だ。

・コンピューターが知性を持てば、コンピューター自身がはるかに複雑で高い知性をもつコンピューターを作るだろう。

・頭脳が潜在能力をフルに発揮するためには、なんとも思っていなかった事に疑問を抱いたり、不思議だと感じる必要がある。

・学習と教育の未来はインターネットにあると信じている。

・インターネットはニューロンのように私達みなを結びつける、それだけのIQがあれば出来ないことなどあるのだろうか。

・核融合発電が開発されて、消費しきれない程のエネルギーを供給してくれるでしょう。

・見上げて、足元に目をおとさないようにしよう、見たことを理解しようとしてほしい、知りたがり屋になろう、大切なのはあきらめない事だ。

科学は昔から好きなので楽しく読めました。
考え方が本当に面白い!