2020/04/19

読書感想「宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃」


数学本。数学の恐ろしい世界を垣間見ました。笑
IUT理論(宇宙際タイヒミューラー理論)を難しい数式無しで簡単な比喩で概要を解説した本。あまりにも斬新で難しいこの理論の論文は、未来から来た論文とも言われるほど。

まずはこちらのIUT理論の概要を動画でご覧頂きたい。笑

IUT理論とは、簡単に?要約すると。
足し算と掛け算の関係を上手く破壊し、入れ子となった2つの数学の世界で変形した特徴を元に上手く復元する事で、これまで難しかった数学予測を証明できる、という理論。

こちらの動画がまんま本の内容です。

望月教授は以下のABC予想もIUT理論を使って証明してしまった。

a + b = c
を満たす、互いに素な自然数の組 (abc) に対し、積 abc の互いに異なる素因数の積を d と表す。このとき、任意の ε > 0 に対して、
c > d1+ε
を満たす組 (abc) は高々有限個しか存在しないであろうか?

ABC予想は素数に足し算なんてややこしい事をしているから、解がランダム性をもってしまった。でも、このランダム性を上手く照明出来るのがIUT理論。

数学に精通している人でも理解出来ない理論は、あたりまえに一般人には理解が難しく「こんな世界がある」と知っただけでも良い勉強?刺激?になりました。

数理ファイナンスに興味が出てきてしまった。
伊藤積分、確率微分方程式、ブラック・ショールズ・モデル勉強してみよう。