とても読みやすく書かれていて、ビジネス書として楽しく読めました。
”あり金を全部使え”を簡単に要約すると、もしも貯金などの目的の無い貯蓄はナンセンスで、お金は正しく使い、お金を使わない事による機会損失をしてはならない。という内容。貯蓄額は機会損失の大きさと言っている。笑
ごもっともですね。目的無しにお金貯めて何するんでしょう、通帳の残高見てニヤニヤするとか生産性ゼロですもんね。お金は使って初めて価値が出るモノ。
短い人生なので我慢せずに、お金を使うことによるリターンがあればガンガン使いまくるという考えには賛成ですし、実際使ってます。
お金が足らないのであれば、いかに節約をするかという思考停止はなく、いかに収入を増やすかを考えなければならない。
内容の8割はタイトルと全然関係が無いビジネス書の内容。
・幼児レベルの行動欲求でやりたい事をリスクを考えずに飛び込む人間が成功する。
・やりたい事の塊みたいなトップがいて、その周りに優秀な人間が集まるプロジェクトは成功する。
・真に豊かな人生とは。自分のやりたい事のために生きる人生。
・移動の利かない持ち家の所有はリスクであり、持ち家=幸せという価値観は過去の物だ。ライフスタイルに合わせて賃貸を次々に変えてフレキシブルに生きるとよい。
・保険商品に加入する事は、お金の仕組みに対する無知である。お金の本質を学ぶべきだ。
・何でもやって、挑みを実践しなければ、情報のアップデートはしないし、会う人には限られるし、面白い事に出会えない。何事もできるを前提に走り出せ。
・小遣い制のサラリーマンはどれだけマゾなんだろう。
使える上限を決めて、上手にやりくりするという貧乏くさい事は断固反対。
・学校に行く金があるなら、英語圏の国に行きまくった方がいい。
・資格なんかより、合コンのほうがビジネスチャンスになる可能性が高い。
・優秀な人は総じて、妻にもモテて、他の女の子にもモテまくる。
・レイヤーの高い、面白い人が集まる飲み会に率先して行け。
・テクノロジーの進化により、膨大な余暇が生じる。遊びが人生の中心になる時代が来る。
・ビジネスはお金儲けが先に立てばうまくいかない。
・未来は予測出来ないので、今を一生懸命生きるしかない。
・やりたい事があれば借金をしてでもしろ。借金は怖いものではない。
・家事は代行業者に任せて、時間を好きな事に使え。
・情報源はテレビ、新聞に書いてある事が真実など、ITリテラシーが低い親からは離れないと害悪になる。
・成功者は人づかいが巧みで、できない自分をさらけ出し人の手を平気で借りる。
・満員電車に乗ってストレス感じるくらいなら都心に住め。
・タクシー代をケチるような仕事をするな。時給換算してタクシーに乗れないような稼ぎであれば、その仕事に価値はない。
・行列に並ぶバカになるな。
・現代はお金がジャブジャブ余っており、お金の価値が下がっている。
・スマホなどのガジェットは最高スペックを買え。スマホは好きなだけ使いまくれ。
・ものを読み続けて思考力を鍛えなければならない。それは本質を見極めるために必要だ。収監中は1000冊は読了した。
・人は見た目が9割。おしゃれに気を配れ。
・モノを捨てる事で、モノに捕らわれずに、生活はよりアクティブになる。
・お金や手柄のために行動してはならない。お金も手柄も幻想だ。周りの人に感謝されるような行動をしろ。
・友達作りが下手な人はちょっとした動き出しが足りないだけ。
・利便性や、快適性、出会いを引き寄せるモノはすぐに買え。
・斬新で革命的なアイデアなどもう存在しない。誰よりも早くやってしまう事が重要だ。
・お金をたくさん持って何をしたいの?という問いに、きちんと答えられる人は滅多にいない。お金持ちなんて目指さずに、あいつと一緒にいたらなんだか面白い!という人生を目指せ。
・心躍るような成功体験を味わいたいのなら、時間と挑戦を積み重ね、リスクを引き受けなければならない。すべてはトレードオフだ。
・肩書を3つ持てば100万人にひとりの存在になる。
・未来を考える思考は、いらない不安を生むだけで、行動が制限される。
・僕の行動原理はとてもシンプルで、楽しみが減る選択をしないだけである。
すごい人の考えはとても面白いですね。
いやー面白く読めました。