2019/08/31

読書感想「ゼロ なにもない自分に小さなイチを足していく」



題名「ゼロ」はホリエモンが証券取引法違反で実刑判決を受けて、全てを失って振り出しに戻ったという意味。
内容は主に、幼少期~今までのエピソードが書かれており、ゼロになっても前しか見てないよという内容。

文章が上手く、サクッと楽しく読めた本でした。

両親は頭が硬い典型的昭和の人間で、意外と普通。母親が少し変わっていたので母親の遺伝が強いのでしょうか。両親はあからさまな根性論で、柔道や新聞配達を強制的にやらせていた辺り、なんだかんだで教育熱心の印象を受ける。
ホリエモンは地頭がかなり良く、小学生時代のテストではほぼ100点。トンビから鷹が生まれたような印象を受けました。
幼少の頃は百科事典を隅から隅まで暗記するほど熟読していたらしい。生まれつき探究心の塊で、この辺の性格が今生きているのではないでしょうか。一つの事にとことんのめり込むタイプはやはり強いですね。

恩師の影響で進学校へ進み、世界が拡張され、狭い世界である親元、地元を離れたいという願望で真面目に勉強をし、東大へ進む。
小中時代のパソコン好き、プログラミング好きが好じて、偶然ITバブルに乗ることが出来た。なにもかも犠牲にして徹底的にやる性格なのですぐに上場を果たし、お金の相乗効果と攻撃的な性格により一躍有名人になる。子どもも出来たが、仕事優先すぎて離婚する。
そして証券取引法違反…。
敵を作りすぎたツケが回ってハメられたのかなーという印象。

そしてゼロへ。とにかく働きたい、仲間と楽しく過ごしたい。お金は二の次といった事が書かれている。
お金目的で働いて成功なんてしないんですよね。どの成功者も好きなことを我武者羅にやって成功した印象を受けます。

印象に残った所

・今日と同じ明日を迎えた日は記憶がすっぽり抜けている。こういう日は生きた価値が無いんでしょう、日々の爪痕必須ね。

・交渉力は大学時代のヒッチハイクで鍛えた。30人に声をかけてやっと乗せてくれるとか、東大の学生証を見せたりなど、ありとあらゆる手で乗せてくれる人を捕まえている。
 色々な経験が、後の人生に生きるので、なんでも挑戦する価値があるんだなと。

・将来何が成功するかわからない、だからチャンスに飛び乗る「ノリ」が重要だと言っている。ヒッチハイクは元々趣味ではなかったが、友人から誘われて「ノリ」で付いていったのが始まり。こういうノリで世界が広がるんだなと。

・カネ目的で働いては絶対に成功しない。大金を手に入れたらリタイアするでしょ?
 成功とは好きなことに打ち込み、その結果お金を手に入れるパターンである。

・我慢するような働き方は間違っている、仕事とは我慢と引き換えに対価を受け取るものではない。自分の手で仕事を楽しむ為のルールを作らなければならない。

・長期的な目標はしんどくなるので、短期的な目標、一日一日の目標へ全力を尽くすべきだ。

・やる前からできっこないというリミッターがあると何もできない。

・稼いだお金は通帳ではなく、自分に投資をすべき。もしも貯金は美徳と呼べるのだろうか。

・ツイッターで100万人のフォロワーがいれば1億円を集めることは容易い。しかし、1億円で100万人のフォロワーを集める事は難しい。SNSのフォロワー数に価値がある時代である。

・これでいいと思った瞬間から人は思考停止に突入する。これでいいと思ったら成長が止まってしまう。

・仕事ではスーツを着る事や、偉い人の前ではネクタイをするというコモンセンスには従う合理的な理由はない。=世の中の常識通りに行動する思考停止ではいけないという事。

・自由と責任はかならずセットになっている。責任を負った者のみ自由になれる。

・ホリエモンは小学1年生の秋に死の恐怖を気が付き変わった。自分も小学2年生の時に気が付き、数日寝れなかった事は忘れられない。人生とは思っているより短い。究極、人生とは「いま」しか無く、今を全力で生きるべき。

・日本は出る杭は打たれる文化だが、成功者の足を引っ張っても、あなたの居場所は全く変わらない。低い位置のままだ。