本田宗一郎がどういう人物像だったのかが分かる内容の本。
負けず嫌い、頑固、私欲を抑え込める忍耐と根性、頑固とは相反する柔軟性。
色々と勉強になりました。
・給料で働いている人は気の毒
・過ちの理由を絶対い他に求めてはだめだ
・ラジオ、テレビ、映画、読書、交際すべてが勉強
・恋愛で人の気持ちがよく分かるようになる
・人の心を理解し、喜怒哀楽を理解し、不満や希望を知らなければ大衆に受け入れられる消費を創造し生産することはできない
・大衆に求められるのは世にあるものの批評だ
・人を馬鹿にせず、人に馬鹿にされずやってきた
・不得意な分野に手を染めず、得意や分野でさえ99%のつまづきを経験した
・国の保護を受けたものでいいものは一つもない。結局は自分が苦労しなけりゃダメなんだ
・悪くなるためにも一種の能力がいるし、単純なヤツほど勉強する
・「今の若い者は」と批判されるほど現代青年はだらしがないだろうか。青年は神代の昔から「今の若い者は」と言われ続けてきた
・私は皆さんの幸福のために死をかけて働く。それが社長としての義務だ。
・基礎から勉強し直すため、専門学校に行ったが、不必要な科目には一切出席せず、試験も応じかなった。当然、退学の通知をもらった。
・失敗を深刻に反省するところから成功は生まれるのだ
・人間の偉さというのは、いかに世の中に奉仕したかということだ
・努力したが結果が駄目だったでは努力したことにはならない。努力を努力として価値づけるには、想像と工夫が必要である。
・能力ある者は未来にとりかかれ
・便所が汚くて、床の間は豪華といった、よく使うところに気を遣わぬ精神のところとはなるべく交際しないようにする
・会社のみんなに「自分が幸福になるように働け」っていつもいってるんです
・せがれは一人だが、従業員という息子は何千人もいる。せがれだからという理由だけで後継者にするのは、何千人もいる息子たちへの大きな裏切りではないか
・人を動かすことのできる人は他人の気持ちになれる人である
・知識というのは、それを使って未来を開拓するのでなければ価値はない
・安易な模倣に走り、独自の創意を放棄するような考えが生まれた瞬間から企業は転落と崩壊の道をだどり始める
・他人から教わった事や本に書いてある事を鵜呑みにはしなかった。それらはみな他人の過去である。
・世間で言う「悪い子」に期待している。そういう子こそ個性にあふれ、可能性に満ちている。
・人間にとって大事な事は学歴とかそんなものではなく、他人から愛され、喜んで協力してもらえるような徳を積むことである
・現代では時は金以上
・時間だけは神様が平等に与えて下さった。これを有効に使うかはその人の才覚
・どんどん進む世の中に年寄りが大きなブレーキの役割を果たしてしまう
・あらゆる機構の中で大事なのは、一人ひとりの人間の特性が正しく評価され、活用されること
・人情を克服し、自分の気持に逆らうことを断行したという事、それをやったのが良かった。
・若者は他力本願を認識することによって大きく育つ
・自分はこれが好きだと思い、自分はこれを職業にしたいというものを発見させるのが、教育の主眼のひとつ
・父や母がやかましく「勉強しろ」といってくれなかった事が、結果的にはよかった