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2021/11/13

読書感想 松下幸之助 道をひらく



本田宗一郎本に続き、偉大な人の本は勉強になります。

「ただ事なかれの日々を過ごして、生命をかけて打ち込むほどの思いも体験もなく、従って何を見ても聞いても見につまされれず。何もかもが他人事で、何もかも我関せず焉。それも一つの生き方ではあろうけど、見方によってはまことい味わいうすき人生とも言えるであろう。」

・"真剣"勝負とは生命にかかわる。勝つこともあれば、また負けることもあるなどと呑気なことをいってられない。
・自分の周囲にある物、人、これすべてわが心の反映である。わが心の鏡である。
・「治に居て乱を忘れず」仕事にしても何にしてもこの道理はやはり一つ。
・「君子は日に三転す」すなわちそれだけ新たなものを見出し生み出している
・繁栄は"なぜ"と問うことから生まれてくるのである
・お互いそれぞれに完全無欠でなくとも、それぞれの適正のなかで精一杯その本領を生かすことを心がければ自他ともの幸福が生み出される
・全知全能を人間に求めるのは愚の限りである
・命令がなくとも、以心伝心、命ずる人の意を汲んで、それぞれの人が適時的確にすすんで事を運んでゆく。こういう柔軟な姿のなかにこそ、かぎりない発展性が生まれてくる
・私欲にかかわった問題となると、とかく人の判断は狂いやすい
・せっかくの九九パーセントの止めがしっかりと刺されていなかったら、それは初めから無きに等しい
・勝負する気迫をもって日々の仕事をすすめているかどうか
・きょうはきのうの繰り返しでは何の緊張もない代わりに、何の喜びもない
・「転んでもただ起きぬ」よう真剣になりたいものである
・努力せずに得たことは決して長続きはしない。結局は失敗ということになる。
・早いけれども雑だというのもいけないし、ていねいだが遅いというのもいけない
・知識も才能も、熱意がなければ無に等しい
・自信が生まれ、確信が生じてしまうと謙虚さがなくなって他人の意見も耳にはいらぬ。こんな危険な事はない。

読書感想 本田宗一郎 やりたいことをやれ



本田宗一郎がどういう人物像だったのかが分かる内容の本。
負けず嫌い、頑固、私欲を抑え込める忍耐と根性、頑固とは相反する柔軟性。
色々と勉強になりました。

・給料で働いている人は気の毒
・過ちの理由を絶対い他に求めてはだめだ
・ラジオ、テレビ、映画、読書、交際すべてが勉強
・恋愛で人の気持ちがよく分かるようになる
・人の心を理解し、喜怒哀楽を理解し、不満や希望を知らなければ大衆に受け入れられる消費を創造し生産することはできない
・大衆に求められるのは世にあるものの批評だ
・人を馬鹿にせず、人に馬鹿にされずやってきた
・不得意な分野に手を染めず、得意や分野でさえ99%のつまづきを経験した
・国の保護を受けたものでいいものは一つもない。結局は自分が苦労しなけりゃダメなんだ
・悪くなるためにも一種の能力がいるし、単純なヤツほど勉強する
・「今の若い者は」と批判されるほど現代青年はだらしがないだろうか。青年は神代の昔から「今の若い者は」と言われ続けてきた
・私は皆さんの幸福のために死をかけて働く。それが社長としての義務だ。
・基礎から勉強し直すため、専門学校に行ったが、不必要な科目には一切出席せず、試験も応じかなった。当然、退学の通知をもらった。
・失敗を深刻に反省するところから成功は生まれるのだ
・人間の偉さというのは、いかに世の中に奉仕したかということだ
・努力したが結果が駄目だったでは努力したことにはならない。努力を努力として価値づけるには、想像と工夫が必要である。
・能力ある者は未来にとりかかれ
・便所が汚くて、床の間は豪華といった、よく使うところに気を遣わぬ精神のところとはなるべく交際しないようにする
・会社のみんなに「自分が幸福になるように働け」っていつもいってるんです
・せがれは一人だが、従業員という息子は何千人もいる。せがれだからという理由だけで後継者にするのは、何千人もいる息子たちへの大きな裏切りではないか
・人を動かすことのできる人は他人の気持ちになれる人である
・知識というのは、それを使って未来を開拓するのでなければ価値はない
・安易な模倣に走り、独自の創意を放棄するような考えが生まれた瞬間から企業は転落と崩壊の道をだどり始める
・他人から教わった事や本に書いてある事を鵜呑みにはしなかった。それらはみな他人の過去である。
・世間で言う「悪い子」に期待している。そういう子こそ個性にあふれ、可能性に満ちている。
・人間にとって大事な事は学歴とかそんなものではなく、他人から愛され、喜んで協力してもらえるような徳を積むことである
・現代では時は金以上
・時間だけは神様が平等に与えて下さった。これを有効に使うかはその人の才覚
・どんどん進む世の中に年寄りが大きなブレーキの役割を果たしてしまう
・あらゆる機構の中で大事なのは、一人ひとりの人間の特性が正しく評価され、活用されること
・人情を克服し、自分の気持に逆らうことを断行したという事、それをやったのが良かった。
・若者は他力本願を認識することによって大きく育つ
・自分はこれが好きだと思い、自分はこれを職業にしたいというものを発見させるのが、教育の主眼のひとつ
・父や母がやかましく「勉強しろ」といってくれなかった事が、結果的にはよかった

読書感想 マネーの代理人たち



マネーの代理人=投資機関
マネーの代理人も結局はサラリーマンであり、生活者である。
日本株に外国人投資家の資金がかなり入っている事や、短期売買によるハイボラリティ化、日本株は下落に敏感、長期的に上昇トレンドになる事はクエッションなど。

金融のプロからみた日本株についてがほぼ。みたいな内容でした。

2021/07/18

読書感想「フォン・ノイマンの哲学 人間のフリをした悪魔」



フォン・ノイマンという人物は知らなかったのですが、同じ人間と思えない人間がいたとは。と思えるような天才でした。今まで存在した人類の中で一番天才だったのでは?

分野は数学だけど、量子力学から経済学で様々な有名な論文を出し、原爆を作り、コンピュータの仕組みを考えた人。
原爆の開発で多量の放射線を浴びた為か、若くしてガンで亡くなっている。

悪魔と言われるゆえんは、科学優先主義で科学の為なら非人道的なことも許されるというノイマンの哲学から来ている。

全くもって何も参考にならないぐらいぶっ飛んでますが、知らない世界を知ることが出来ました。

読書感想「トポロジカル物質とは何か」



トポロジカル絶縁体という、中は絶縁体だけど表面は電気抵抗がゼロという物質の解説本。

前半の分子、原子、電子のおさらいは、ああ、そうだったなと。
電子の回転方向が揃うと磁石になったり、電子のバンドギャップエネルギーより光のほうが小さいと物質が透明に見えるなど。そういった基本的な電子の振る舞いを丁寧に解説してます。

トポロジカル絶縁体はいろいろな特徴があるが、ざっくり言うと上向きスピンと下向きスピンの電子が2つ対になって移動し、バンドギャップにより表面に飛び出した電子が表面を移動するという仕組みで、電子の振る舞いのバグみたいなやつでした。

読書感想「元キーエンス社員の回想」「キーエンス~驚異的な業績を生み続ける経営哲学」




キーエンスってなんであんなに儲かってるんかなと気になったので。
色々と面白い仕組みがありました。
中でも「行動指針」というものがあり、何のためにその行動をしているか常に考えるというのが気に入りました。企業って命令に対して行動するので思考停止になりがち。

・営業主体の会社、ほとんど営業マン
・社員の知識を価値にするので業務知識の勉強がすごい、営業はコンサル
・安く大量に調達
・粗利80%
・値引きなし
・直販のみ
・納品訪問なし
・自社工場なし
・品切れなし
・資本注入なしの無借金自己資本
・売上を伸ばすのではなく、一人あたりの営業利益を伸ばす
・接待営業なし、その時間は勉強に
・実力制人事、さん呼び
・毎月の業績手当で歩合制
・時間チャージという仕組みがあり、1時間あたりの工数が意識されている。
 なので、無駄な会議などが無い。

うちの会社も見習いたい。

2021/04/11

読書感想「寿命遺伝子 なぜ老いるのか 何が長寿を導くのか」


この本は面白かった!寿命遺伝子研究のいままでの軌跡と、最新の研究まで。
構成が続きが知りたくなるような書き方をしていて、読み物として楽しめました。
さまざまな寿命に関する遺伝子は、成長の抑制、代謝の抑制、酸化の抑制をする物であり、低代謝でゆっくり過ごす事が長寿のカギでした。ただ、最長寿命を大きく変化させる事は現段階では不可能である。

・明治時代の平均寿命は40代、今は80代であるが、最長寿命は変わっていない。
・細胞は60回分裂を繰り返すとテロメアが短くなり増殖を停止する。(ヘイフリック限界)
・老化した細胞にテロメラーゼを導入して再び細胞分裂できるようにするとガン細胞になる。
・神経細胞と筋肉細胞は非分裂細胞
・ニューロンは非分裂細胞で、寿命はヒトの寿命と同じ
・ショウジョウバエのゲノムは2万数千、人のゲノムは3万個でそこまで大差は無い。
・レスト遺伝子は老化した脳の活動を下げて神経保護作用がある。無効にするとアルツハイマーが増えて寿命が短くなった。
・臓器によって分裂回数が異なる、老化した状態で皮膚のテロメアは短く、筋肉は長いままである。
・クロック1遺伝子を無効化するとエネルギー生産効率が下がり、酸化ストレスも低下する事となり長寿化した。
・抗酸化は長寿化への切り札
・一生の間に消費するエネルギーはほぼ一定であり、哺乳動物であれば一生の間で心臓は20億回、呼吸は5億回とだいたい同じである。
・カロリーを制限した状態であれば、成長が遅くなれば、体が小さければ長寿化する。
・飢餓でスイッチが入るサーチュイン遺伝子はレスベラトールというブドウの皮に含まれるポリフェノールでもスイッチを入れる事ができるが、量的にワイン3万杯飲み干す必要がある。
・運動するとアンプキナーゼが活性化し、遺伝子発現抑制で長寿化する。
・生物の長寿に関係がある要素は、体の大きさ、成熟までの時間、脳の大きさである。
・きんさんぎんさんのDNAは活性酸素を抑えやすいタイプだった事が研究で分かっている。

読書感想 脳を司る「脳」 最新研究で見えてきた、驚くべき脳のはたらき


脳のニューロン以外の場所に存在するグリア細胞の研究者な著者。
人の心は美しい物理学の法則にしたがって、物質同士が相互作用しているだけなんだなと。
脳科学はまだまだ分かっていない事だらけで今後楽しみな分野だと思いました。

・脳の免疫システムはミクログリアが担当しており、白血球は使われていない。
・脳に繋がる血管は脳に余計な物が入らないようになっている為、ほとんどの薬が届かないが、脂に溶けやすいアルコール、カフェイン、ニコチン、覚せい剤は届いてしまう。
・脳はリンパ液ではなく一日に3~4回入れ替わる脳脊髄液が脳の老廃物を排出しているのではと考えられている。
・老廃物排出能力低下がアルツハイマー病を引き起こすと考えられている。
・神経細胞に電気が通るのではなく、タスキリレーのようにナトリウムイオンチャネルを開いて情報を伝達している。また、一度チャネルが開くとしばらく情報伝達をできない為、情報が逆流しなくてすむ。
・シナプスの伝達効率が変化する事が記憶の元になっている。
・神経毒は脳の伝達を阻害する物質で、脳の信号が停止すると心肺停止になったりする。
・脳の5分の1の隙間は間質液で満たされており、様々な化学物質の通り道になっている。
 この化学物質が感情などの人間らしさを生み出しているのではないか。
・ほとんどの全身麻酔が何故効いているのか分かっていない。
・脳全体に伝わる電場がある。低周波がこれに近く、高圧電線の影響はこれに近いからではないかと考えられる。
・天才脳ほど、脳内に無駄な接続が少なくシンプル。
・脳の10分の1しか使っていないは間違いで、ニューロン以外のグリア細胞事を誤解したのではないか。
・アインシュタインの脳はニューロンが通常の人よりも少なく、グリア細胞の割合が多かった。

読書感想「ブラックホールをのぞいてみたら」


ブラックホール付近ではどのような事が起こっているか分かりやすく楽しく読めました。
特異点は当たり前にめちゃくちゃ小さくて、そこに物質をホールインワンさせるのは難しく、実際はめちゃくちゃ高速回転して光エネルギーを放ちながら吸い込まれていくという事が分かりました。
ブラックホール周囲のガス円盤は1000臆の星々の明るさを超える、宇宙でもっとも明るい光源のひとつだそうで。
他にもブラックホール周辺は時空が歪んでレンズのようになっているので、正面から裏が見えるような事にもなっていたり。

例えがとても分かりやすく書いてあるのでオススメです。

読書感想 リーダーの仮面「いちプレーヤー」から「マネジャー」に頭を切り替える思考法


「識学」というマネジメント方法について書かれた本。
対象的なのは上下関係を持たない「ティール組織」でそのほぼ逆な考え方。
ピラミッド形式で、「実行したら全員が成長できる組織」の作り方。

上司と部下の間に感情を持ち込まず、ルールに従って淡々と仕事をこなす。
出来ない人は脱落させ、組織として動かす。大企業だとめちゃくちゃ効果ありそうな感じですね。ちょっとうちには合わないかなぁ。勉強になりました。

仕事は人生というリソースの大半をつぎ込むところなので、どうせなら楽しくやりたい。

読書感想「天才科学者はこう考える 読むだけで頭がよくなる151の視点」


一流の科学者達150人以上の手による科学的概念集。それぞれの分野に人生賭けてるお話は面白い。

・地球と同じ銀河系で地球に似た惑星は数十万という試算
・身体にいる細菌は3000種類
・微生物は絶えず遺伝子の組み換えをしているので遺伝子組み換え作物などまったく斬新でも特別でもない。
・二重盲検試験には教育的な価値がある。
・人間は自分の生きている時代の文明を歴史上最高ものとみなしがち。
・テクノロジーにリスクと利益が両方あるとき、一般の人たちは不合理なほどにリスクに注目する。
・リスクがあっても、変化を受け入れたほうが長期的にはQOLが向上し、寿命も延びる。
・人は本来、確率を理解するのが苦手。
・ドーナッツを食べると健康への悪影響があるにも関わらず、人は恐怖、嫌悪を感じない。
・リスクは恐れすぎず、時には楽しむべきだ。リスクは適度に冒すのが健全とも言える。一度もリスクを冒さないまま人生を終えてしまうことこそ、最大のリスク。
・平均知能指数が全世界で向上しつづけている「フリン効果」
・天才とは独自の発想をする人ではなく、次々に色々な発想をできる人。
・仮説が多数ある場合は最も平凡な仮説を採用すべき
・電磁スペクトルのうち、私たちが見える部分が全体の1兆分の1に満たない。
・霊長類の中で周囲の音をマネするのは人類のみ。言語を学ぶ能力は先天的。
・主観的な時間の長さは、新奇な体験の量で決まる。
・人の気質の特性は遺伝的なもの。
・テクノロジーによってネット世代は脳の容量限界を押しのける可能性がある。
・アインシュタインは自分の電話番号を知らず、調べられない事柄しか覚えないようにしていたと言う。
・テクノロジーの発展に比例してつながる人々の数が増える。
・アメリカ成人の76%、ドイツ成人の54%は1000分の1が何%かわからない。
・空港のX線検査でのガンになる確率と、テロリストによる攻撃で死ぬ可能性は同じ。
・キーボード配列はタイプライターの破損防止でAを力の弱い小指、一列目に販売員の為に「TYPEWRITER」を配置、こんな事で決まってしまった。
・体内の原子は7年で代謝され再生される。
・文明の夜明けから2003年までに人類が作成したデータは5エクサバイト、今は2日で5エクサバイトのデータが出来ている。
・チェスプレイヤーとして一定のレベルに達すると、過去の策に固執する傾向が少なくなる。

2020/09/20

読書感想「あした死ぬかもよ?」

 

90%の人がもっと冒険(チャレンジ)しておけば良かったという人生。
リスクを冒して色々やっておけ、取っておかずに使ってしまえ、やるなら本気でやれ。
人の為に何かやれ的な内容でした。

今までがあっという間だったように人生最後の日までもあっというま。
全力で楽しみたいですね。

読書感想「弱いメンタルに劇的に効くアスリートの言葉」

 

著者は心理学に精通したアスリートのメンタルコーチ。
論文を小出しした科学的な側面からの考察が勉強になりました。

ほんとどの本にも書いてるけど、「結果」よりも「成長」に目を向けていないと結果を残す選手にななれないんだなと。本当に強い選手は勝敗にいちいち一喜一憂していない。

・体操の池谷選手、能力の低い人は自分のレベル、他人のスキルを正しく評価できず、自分を過大評価する。

・本物の意欲を湧き出させる為には、他社との比較ではなく自分との比較に目を向けることが大切。

・サーフィンの有名なコーチが2つのQとして「Not Quantity.Quality is important」量よりも質が大事だぞと

・トッププレーヤーを30年以上科学的に研究し、その共通点が「限界的練習法」
 1.具体的な目標を立てる
 2.意識して練習する
 3.フィードバック
 4.つねに現在の能力を上回る課題に挑戦しつづける
 5.効果的な練習方法を知る人が監督する

・一流は変化を嫌わない

・上手くいった理由を勘違いしない。成功体験の誤学習に至らないように気を付ける。

読書感想「読書する人だけがたどり着ける場所」

 

本好きな著者がお気に入りの本を紹介する本。

本を読むと知識を深め、思考を深め、人格を深める事が出来き、人生を面白くできると言っている。本を通じて他人の人生を追体験する事もできる。

広く深くを推奨しており、文学系を良く読んでるなーという印象。
たまには文学も読んだ方がいいのかしら。

読書感想「図解 ピケティ入門 たった21枚の図で21世紀の資本は読める」

 

700ページを超える「21世紀の資本」がぶ厚すぎて読む気が起こらないのでまとめ本を読んでみました。

経済はとりあえず21世紀の資本だけ読んでおけば良さそう。

ピケティの21世紀の資本で一番大事な格差対策とは、お金持ちから税金をより多く徴収する累積課税制度の導入である。特定の国が実施しても国外に金持ちが逃げてしまう為(タックスヘイブン)、世界的な政策として実施しなければならないが、現実的でなくとても難しい問題。

・キャッチアップ現象とは欧米、アジア、アフリカの経済格差が時間と共に縮まる現象。

・一人あたりのGDP成長率は人口増加率を後追いする形となり、21世紀末には1%程度まで下がると予測。

・ピケティが考える日本の経済は1.インフレをやり遂げる2.マイナンバーを活用して累積課税を進める3.GDP成長率を上げる ことらしい。アベノミクスは評価している。

・戦争では生産施設が破壊され、モノが少なくなりカネが溢れるからインフレになる。

・事業の民営化は資本が民間に移行するので、民間資本が上がる。

・三面等価とは生産面、分配面、支出面の3つが同じ値になるという経済理論。要はお金は世の中をぐるぐる回っているので、結局はすべて同じ値になるという事。

・21世紀末までに新興国の追い上げで、世界民間資本の半分をアジアが所有する事になる。

・富裕国では資本所得の比率が上昇する。格差を生み出す原因の一つ。

・資本収益率はGDP成長率より大きくなる式。r>g 労働所得が7割、資本所得が3割、GDP成長率は労働所得の伸び率と大差なく、gは労働所得の伸び率を表す指標として使える。

・インフレも格差社会を薄める効果があるが、税制の方が効果があるだろう。

ピケティは個人個人が正しい経済知識をもって、社会について考える事こそが格差社会を変える原動力になると言っている。

2020/07/25

読書感想「経済学の名著50冊が1冊でざっと学べる」


全く知らない経済学。コロナショックをきっかけに勉強してみる事にしました。
タイトル通り、ざっと学ぶ為の本。気になる本があればそれを読めば良いやつ。

そもそも正解なんて無いでしょ、という経済学。
宗教みたいな物で、多くの宗派あるんだなーという印象を受けました。

経済とはトレードオフの世界。
自由を尊重すると格差が広がり、平等を尊重すると不自由になり経済成長は無くなる。
バランスがとても難しく、国の介入は必須だなと感じました。

多くの本が紹介されていましたが、ピケティの「21世紀の資本」だけ読んでおけばOKなのでは?
・国の資本が大きくなればなるほど、成長率が低いほど、貯蓄率が高いほど、人口が減るほど格差が広がる。
・格差が広がった国での最高所得課税率は80%に納得。
・国債発行は資本家が更に金持ちになり格差が広がる、正しくは金持ちに課税する。
・国債金融の透明化が必要だが、空想的な発想である。

格差が本当にすごい。
アメリカ人口の0.01%は年収26億円以上である。
労働所得が年率1.6%に対し、資本所得が年率4.0%を超える。
まさに資本家最強世界、労働者は底辺養分なのである。

2020/05/12

読書感想「世界倒産図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由」


新型コロナのご時世、とても勉強になりました。
倒産する会社の主な理由は以下。

・会社が保守的になってチャレンジをしていない為、時代の変化についていけない。
・会社を大きくしすぎて舵切りができず、時代の変化についていけない。
・調子に乗りすぎて(レバレッジをかけすぎて)、ちょっとした変化で一撃死。

会社経営とはトレーディングとほぼ同じで、相場の変化にいかに早く気がつくか、資金管理、レバレッジをかけすぎない、早めの損切り、楽観時ほど危機感を。
凄腕トレーダーが経営する会社ってほぼ上手く行ってるんですよね。相場下手くそな人は会社経営厳しいのではないか。

■そごう
調子にのって管理キャパを超えた店舗を立て、バブル崩壊と共に担保価値が暴落、経営難。

■ポラロイド
カメラ業界のイノベーション(デジタル化)に乗れず。

■MGローバー
緩すぎる社風により生産性が下がり、生産性が高いライバルに打ち負かされる。

■ゼネラルモーターズ
ライバルに生産性、クオリティ負けしているが、政府に守られる事で更に怠けて倒産。

■ブロックバスター
時代の流れに乗れず、ビデオレンタル業界の死。手を広げすぎて変化すら出来ずに倒産。

■コダック
カメラ業界のデジタル化に乗れず。

■トイザラス
小売業展開しすぎてAmazonにやられる。

■ウェスチングハウス
原発問題で建設コストが5倍に膨れ上がる。原発リスクにやられる。

■鈴木商店
軍艦建造の中止命令により、造船所の不良在庫、更に関東大震災によりトドメ。

■ベアリングス銀行
一人の社内トレーダーによる大損失で破綻。

■エンロン
社内不正をトリガーに、株価暴落。資金難となり倒産。

■ワールドコム
ITの波に乗るが、調子に乗りすぎてITバブル崩壊と共に消える。

■三光汽船
オイルショックによりタンカー需要が急激に減り、経営難。

■エルピーダメモリ
国内DRAM事業は海外ライバル出現により暴落、生産性に負ける。

■山一證券
損失隠蔽により信用がなくなり、顧客が消える。

■北海道拓殖銀行
ノルマ重視の激甘審査により、バブル崩壊と共に焦げついて倒産。

■千代田生命保険
競争による剥離商品により経営難に。顧客が消えて倒産。

■リーマンブラザーズ
過剰なレバレッジ投資により一撃死。

■マイカル
広げまくったショッピングモールがデフレの安売り競争に乗れず経営難。

■NOVA
新規顧客取得のビジネスモデルで既存客の顧客満足度が落ち、顧客トラブルのスキャンダルで一撃死。

■林原
素晴らしい開発力のバイオ企業だが、行き過ぎた開発費と担保である不動産暴落で資金難。

■スカイマーク
薄利かつ、ライバルLCCの参入で経営難。

■コンチネンタル航空
買収しすぎてコントロール不能に陥り、利益追求型すぎて従業員不審により企業弱体化。

■タカタ
エアバック業界買収しすぎかつ、海外現場をコントロール出来ず。ハイリスク最新技術の大型リコールにより破綻。

■シアーズ
大型カタログ式通販会社が、インターネット普及の波に乗れず破綻。

2020/05/10

読書感想「世界のエリートが学んでいるMBA必読書50冊を1冊にまとめてみた」


読みたいビジネス本を見つける為の本。
何冊か読んだ本が紹介されていたが、うまく要約されてとても参考になりました。
ビジョナリーカンパニーと人を伸ばす力は読んでみたい。

・ライバルに打ち勝つ為には、何をやらないかも重要である。
 何かを捨てて一点突破し、差別化を図る。

・最初の戦略通りには進まないので、現場の学びで創発的に進化が必要。

・リーダーは何が賞味期限切れを起こしているかを素早く察知し、素直に事実を認め、変化を進んで受け入れる必要がある。

・経営資源とは、顧客にとって価値、希少性があり、マネされにくく、組織的な仕組みがあること。

・サービス業で仕事にやりがいを持つ満足度が高いスタッフが、高い顧客満足を生み出す。

・顧客満足度調査では以下のような質問(NPS)が正しい評価をされやすい。
 1.当社を友人や同僚に勧める可能性は0~10段階でどのくらいありますか?
 2.その数字を選んだ理由を教えて下さい
 点数が9~10が再購入率が高く、口コミで広がる。

・テクノロジーライフサイクルとキャズム
新しいテクノロジーや商品は以下の順で購入層が広がっていく。
ギャズムを超えれなければ商品に普及は無い。
イノベーター(革新者)2.5%→アーリーアドプター(先駆者)1..5%→【ギャズム】(大きな谷)→アーリーマジョリティ(現実主義者)34%→レイトマジョリティ(追従者)34%→ラガード(頑固者)16%
狭い分野向けの製品でギャズムを超えて、その後製品を大衆向きに変えていくという手法が成功しやすい。

・イノベーションのジレンマ
 フィルムカメラ→デジカメ→スマホカメラのように、新たなイノベーターにより追い出され、市場は変化していく。

・破壊的技術=高価な真空管音響から、安価で音質の悪いトランジスタ音響が普及するような事。かつてのソニーが得意分野であった。
製品の性能を下げつつ、低価格、小型化などにより一気に普及させる手法。

・企業家はリスクを気にせず事業の成功を目指すもので、資本家は失敗してお金を失うリスクを負うものである。

・必要なのは製品開発ではなく、顧客開発であり「どうしてもその商品が必要だ」という少数の顧客を見つけ、唯一無二の選択肢になること。顧客の範囲を広げるのはその後だ。

・高価格戦略で成功している企業のほうが、低価格で成功している企業よりも多い。ほとんどの市場で低価格で成功できているのは1~2社しかない。

・人を動かす秘訣は信頼する事である。成果を上げると評価し、表彰する。金銭によらない報酬策を数多く持っている。

・ビジョナリーカンパニー=業界トップの地位を長期的に維持する一流企業
ビジョナリーカンパニーの特徴は、経営トップがすぐれた組織を作り、社員に活力を与え、社員の創造性を引き出した結果である。
カルトとの共通点、理念への熱狂、教化への努力、同質性の追求、エリート主義。

・報酬でやる気を高めるという目的は間違っており、内発的動機の維持こそ、人を伸ばす力である。日本企業は成果主義を導入し、社員の自律性と有能感を損なっている。

・テイカー(ジャイアン)、マッチャー(平等に分ける人)、ギバー(与える人)の3種があり、最終的に一番得するのはギバーである。ただし、自分の利益も同時に考え、ともに勝つウインウインを目指すギバーでなければならない。

・部下の強みに注目する上司は職場を良くし、弱みに着目する上司は職場に悪影響を及ぼす。強み着目派は1%の確率で無気力や怒り、不満をもたらすが、弱み着目派は22%の確率となっている。

2020/04/19

読書感想「時間は存在しない」


めちゃくちゃ科学本だと思って買ってしまった本。
実は科学&哲学本でした。。。

著者は「ループ量子重力論」のカルロ・ロヴェッリ。

ループ量子重力論には、方程式に時間が含まれない。
エントロピーの増大(エネルギーが高い所から低い所へ流れる)という事が時間そのものであり、時間が流れる限り、エントロピーの減少は無い。例えば熱が冷たい物から暖かいものに移れないと言っている。
ホーキング博士はエントロピーの増大は大きな流れではあるが、エントロピーの減少は部分的に発生しており、生命もエントロピー減少の一部と唱えているが、ロヴェッリはそれに対して否定的。

時間は映画のフィルムのようにプランク時間単位で飛び飛びに進んでおり、光の性質同じで、重力も飛び飛びに影響をうけると言っている。これは納得。

時間が存在しないという意味も哲学的に、この世界は物ではなく、出来事の集まりであるという意味を表してる。

哲学書は読みにくい・・・。

読書感想「宇宙と宇宙をつなぐ数学 IUT理論の衝撃」


数学本。数学の恐ろしい世界を垣間見ました。笑
IUT理論(宇宙際タイヒミューラー理論)を難しい数式無しで簡単な比喩で概要を解説した本。あまりにも斬新で難しいこの理論の論文は、未来から来た論文とも言われるほど。

まずはこちらのIUT理論の概要を動画でご覧頂きたい。笑

IUT理論とは、簡単に?要約すると。
足し算と掛け算の関係を上手く破壊し、入れ子となった2つの数学の世界で変形した特徴を元に上手く復元する事で、これまで難しかった数学予測を証明できる、という理論。

こちらの動画がまんま本の内容です。

望月教授は以下のABC予想もIUT理論を使って証明してしまった。

a + b = c
を満たす、互いに素な自然数の組 (abc) に対し、積 abc の互いに異なる素因数の積を d と表す。このとき、任意の ε > 0 に対して、
c > d1+ε
を満たす組 (abc) は高々有限個しか存在しないであろうか?

ABC予想は素数に足し算なんてややこしい事をしているから、解がランダム性をもってしまった。でも、このランダム性を上手く照明出来るのがIUT理論。

数学に精通している人でも理解出来ない理論は、あたりまえに一般人には理解が難しく「こんな世界がある」と知っただけでも良い勉強?刺激?になりました。

数理ファイナンスに興味が出てきてしまった。
伊藤積分、確率微分方程式、ブラック・ショールズ・モデル勉強してみよう。