2021/04/11

読書感想「天才科学者はこう考える 読むだけで頭がよくなる151の視点」


一流の科学者達150人以上の手による科学的概念集。それぞれの分野に人生賭けてるお話は面白い。

・地球と同じ銀河系で地球に似た惑星は数十万という試算
・身体にいる細菌は3000種類
・微生物は絶えず遺伝子の組み換えをしているので遺伝子組み換え作物などまったく斬新でも特別でもない。
・二重盲検試験には教育的な価値がある。
・人間は自分の生きている時代の文明を歴史上最高ものとみなしがち。
・テクノロジーにリスクと利益が両方あるとき、一般の人たちは不合理なほどにリスクに注目する。
・リスクがあっても、変化を受け入れたほうが長期的にはQOLが向上し、寿命も延びる。
・人は本来、確率を理解するのが苦手。
・ドーナッツを食べると健康への悪影響があるにも関わらず、人は恐怖、嫌悪を感じない。
・リスクは恐れすぎず、時には楽しむべきだ。リスクは適度に冒すのが健全とも言える。一度もリスクを冒さないまま人生を終えてしまうことこそ、最大のリスク。
・平均知能指数が全世界で向上しつづけている「フリン効果」
・天才とは独自の発想をする人ではなく、次々に色々な発想をできる人。
・仮説が多数ある場合は最も平凡な仮説を採用すべき
・電磁スペクトルのうち、私たちが見える部分が全体の1兆分の1に満たない。
・霊長類の中で周囲の音をマネするのは人類のみ。言語を学ぶ能力は先天的。
・主観的な時間の長さは、新奇な体験の量で決まる。
・人の気質の特性は遺伝的なもの。
・テクノロジーによってネット世代は脳の容量限界を押しのける可能性がある。
・アインシュタインは自分の電話番号を知らず、調べられない事柄しか覚えないようにしていたと言う。
・テクノロジーの発展に比例してつながる人々の数が増える。
・アメリカ成人の76%、ドイツ成人の54%は1000分の1が何%かわからない。
・空港のX線検査でのガンになる確率と、テロリストによる攻撃で死ぬ可能性は同じ。
・キーボード配列はタイプライターの破損防止でAを力の弱い小指、一列目に販売員の為に「TYPEWRITER」を配置、こんな事で決まってしまった。
・体内の原子は7年で代謝され再生される。
・文明の夜明けから2003年までに人類が作成したデータは5エクサバイト、今は2日で5エクサバイトのデータが出来ている。
・チェスプレイヤーとして一定のレベルに達すると、過去の策に固執する傾向が少なくなる。