本田宗一郎本に続き、偉大な人の本は勉強になります。
「ただ事なかれの日々を過ごして、生命をかけて打ち込むほどの思いも体験もなく、従って何を見ても聞いても見につまされれず。何もかもが他人事で、何もかも我関せず焉。それも一つの生き方ではあろうけど、見方によってはまことい味わいうすき人生とも言えるであろう。」
・"真剣"勝負とは生命にかかわる。勝つこともあれば、また負けることもあるなどと呑気なことをいってられない。
・自分の周囲にある物、人、これすべてわが心の反映である。わが心の鏡である。
・「治に居て乱を忘れず」仕事にしても何にしてもこの道理はやはり一つ。
・「君子は日に三転す」すなわちそれだけ新たなものを見出し生み出している
・繁栄は"なぜ"と問うことから生まれてくるのである
・お互いそれぞれに完全無欠でなくとも、それぞれの適正のなかで精一杯その本領を生かすことを心がければ自他ともの幸福が生み出される
・全知全能を人間に求めるのは愚の限りである
・命令がなくとも、以心伝心、命ずる人の意を汲んで、それぞれの人が適時的確にすすんで事を運んでゆく。こういう柔軟な姿のなかにこそ、かぎりない発展性が生まれてくる
・私欲にかかわった問題となると、とかく人の判断は狂いやすい
・せっかくの九九パーセントの止めがしっかりと刺されていなかったら、それは初めから無きに等しい
・勝負する気迫をもって日々の仕事をすすめているかどうか
・きょうはきのうの繰り返しでは何の緊張もない代わりに、何の喜びもない
・「転んでもただ起きぬ」よう真剣になりたいものである
・努力せずに得たことは決して長続きはしない。結局は失敗ということになる。
・早いけれども雑だというのもいけないし、ていねいだが遅いというのもいけない
・知識も才能も、熱意がなければ無に等しい
・自信が生まれ、確信が生じてしまうと謙虚さがなくなって他人の意見も耳にはいらぬ。こんな危険な事はない。