2019/12/13

読書感想「投資家みたいに生きろ」



著者は投資信託で有名な「ひふみ投信」の創業者。投資先は必ず出向いて判断するという徹底ぶりで有名。
お金を投資する話ではなく、自分に投資をしましょうという内容。

日本人の50%が「投資なんて勉強したこともないし、やるつもりもない」という保守的な性格≒金融リテラシーの低さを強調している。ごもっとも。

多数派が「損失を最小化する人」少数派が「希望を最大化する人(投資脳)」これで未来はかなり変わってくる。
前者は不安に取り憑かれてお金は貯めて、何事も現状維持しておけば悪くならないという人、後者は挑戦した方が喜びは大きくとなると考え、自ら進んで動き、希望を最大化する人。どっちの人生が楽しいかは一目瞭然。

投資とは「エネルギーを投入して未来からお返しを頂く事」と定義し、お金や空いた時間を未来の為に投じなければならない。
仕事もただ毎日働くのではなく、常にスキルを磨く行動を取らなければならない。身体も若いうちから健康的な食事、運動を心がけて、歳を取っても人生を楽しめる身体でなければならない。1冊でも多く本を読み、一人でも多く新しい人と知り合う。
コツコツとした積み重ねは長期的に見ると、埋める事の出来ない圧倒的な差となる。

リターンが生まれない「浪費」についても悪としている。「浪費は浪費だ」と分かった上でやるのは良いが、無駄に時間を潰したり、無駄にお金を消費する事は本当に勿体ない事。

今からは大企業もヤバい、時代の変化が加速しており、常に動き続け、学び続けれる人しか生き残れない厳しい時代になると予測。

その他人生のノウハウがたっぷり詰まっていて、とても楽しく、とても勉強になりました。
これは良い本です。おすすめ。